NOVATECF

NOVATECのフロントディスクハブD041SBへベアリングを圧入する場合は本格的な工具で圧入するのが当然ではありますがどれも価格的に高額

それ程売れる工具ではないのでどうしても価格が下がりませんね

ではどうするの〜?といえば自作で工具を作ります

以前紹介しているのでまずはこちらを見て下さい PART1 PART2

そして今日はこれを見ている前提でお話を続けます

なんと自作工具の改良案が成功しました

改良した箇所は後編のベアリングを圧入するのに必要な工具の所です

今までハブとベアリングを平行にして綺麗に圧入する手段としてハブの次にソケットレンチをハブとの間に挟み込むのですがソケットレンチではハブが傾きます

ではどうするの?ということで改善策

ワッシャーの内径を削って拡張してやります

取り敢えず最初の工程は

1no1

この様にハブシェル内にワッシャーを直接入れることで並行を保ちつつベアリングも綺麗に入れられます

2no2

ここが改善点です

今までハブの縁に当てようと購入したワッシャーの内径が狭くアクスルシャフトを通せず泣く泣くソケットレンチを使用していましたがワッシャーの内径部を削ることで穴を拡張

出来る限りアクスルシャフトが真ん中に来ている状態、そして平行な状態で反対側のベアリングも圧入できるように

3no3

通常外径32mmの内径10.??mmのワッシャーを内径11.??mmになるまで削ります

モノタロウさんで販売されているワッシャーではこの辺りは無加工で行けるかもしれません
(このフロントハブはMTB用なのでアクスルシャフトは10mmです
ロード用ですと9mmですから無加工で通るはずです)



最後になりますが、この自作工具の記事を更新した理由としてebayで購入した圧入工具はアクスルシャフト径10mに対応していなかったためです

ベアリング自体(だけ)は圧入できるのですがアクスルシャフトをベアリングに入れた状態で圧入するぞとなると圧入工具自体がシャフト内部に入りませんしアダプタもベアリングとぴったりの径でBB位でしょうかねぇ役に立つのは

つまり安く圧入するには多少の加工と多少のサーチ能力が必須だということです